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華埠観察録 横浜中華街のデザイン・サーヴェイ展
故国を離れ、 遠い異郷の地に根を下ろした代々の華僑の人々 によって築かれた街、 横浜中華街。
この街は故郷の文化や伝統を守りつつも、 震災や戦争、 政治的な分離や昨今の疫病流行といった苦難を乗り越え、 経済の成長や観光地としての繁栄といった現地の文脈に合わせて幾度も姿を変えて来た。
そんな中華街も、 新旧華僑の代替わりや、 建物の老朽化に伴う改築という節目を迎えようとしている。
これからの中華街がどのように変化するのか、 街を支える住民や関係者がどのように身を振るべきか。
本展は東京藝術大学の大学院に所属する学生によるフィールドワークとして制作された、 現在の中華街に存在する様々な店舗· 施設· 公共空間をデザインサーヴェイとして描き起こした観察録の中間発表である。
これらの記録を下地に、来場者の方々と街の未来について意見を交換し、 本研究における今後の方針や指標を提示できれば幸いである。
開催日
2023年8月5日(土)~8月11日(金)
開催ルーム
1F DONG ROOM